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外壁についてのお話

皆さんこんにちは!
株式会社 坊です!

満開だった桜が散り緑が生い茂ってきました。
日照りが暑く汗をかく日もあり、もうどこか夏の気配を感じますね。

夏の前にはジメジメした梅雨が来る。

早くもゴールデンウィークにかけて梅雨入りも噂されています。
日本は季節が移ろい様々な顔を見せてくれる風情豊かな国ですが、その分大変なことも多いですね。

梅雨、文字通り雨が降り続きます。
いつも雨から身を守ってくれているお住まいも、メンテナンスをせずに放っておくと木材の腐食、雨漏り、結露によるカビなどが発生します。

この季節になると、弊社もお客様よりご相談をいただく事が多いです。
なので本日は、それを題材にお住まいの外壁についてなるべく簡単にお話をしていきたいと思います。
リフォームを検討されている方もぜひご覧くださいね。

外壁には使われる、外壁材にはたくさんの種類があります。
名前は知らずとも、これ見たことある!と思う物もあるでしょう。
ここでご紹介する外壁材も、主要に扱われている物です。

目次

1.サイディング

サイディングとは「板状の外壁材」の総称です。
窯業系、金属系、樹脂系、木質系といくつか種類があります。

メリットとデメリット
・工場生産で品質が安定している
・初期コストが抑えられるが、長期的にみるとメンテナンス費用が嵩む
・機能性、耐火性が高いが、熱が籠りやすい性質がある
・デザインが豊富にあるが、本物の質感には劣る

窯業系サイディング

 

国内シェア No.1!
全体の70%以上のシェアを占めています。
あまり聞きなれない言葉ですが、窯業(ようぎょう)と読みます。

・セメント質と繊維質などの原料を板状に形成した外壁材
・デザイン性に優れている
・国内一番のシェア率で安価

金属系サイディング

  

国内シェア No.2!
全体の10%以上のシェアを占めています。
窯業系サイディングが70%以上なのが圧倒的。

・金属板を成形、加工し断熱材を裏打ちした外壁材
・選ぶ金属の種類によって耐久性やコストに差がでる
・水浸、ひび割れ、凍害等の心配がない

樹脂系サイディング

 

寒冷地向けの機能性で北海道、東北での採用率が高めです。
高めと言っても全体で見ると1%程度、北米では50%を占める主要な外壁材です。

・塩化ビニル樹脂を使用した外壁材
・重量が窯業系サイディングと比較して1/10と軽量
・耐久性、耐候性に強く、メンテナンスが頻度が低い

木質系サイディング

 

ナチュラルさを演出したいならこれ。
ただやはり、木なので価格も高く、燃えやすいのが難点。
木目調サイディングが採用されてしまうこともしばしば。

・無垢材の表面に塗装が施された外壁材
・断熱性が高い
・何と言ってもやはり木材の良さを感じられる

2.モルタル

砂とセメントと水を混ぜ合わせた建築材料。
これまで外壁材と言えばモルタルでしたが、90年代からサイディングに取って代わられました。
左官工事になるため施工者が限られたり、施工日数やコスト面で折り合いが合わなくなりました。

国内シェア No.3!
金属系サイディングと同じく10%程を占めています。

メリットとデメリット
・手作業の塗装のため、どんな形状に柔軟に対応できデザインの自由度が高い
・防火性が高いが、ひび割れによる水害の危険性がある
・水害を防ぐためにも定期的なメンテナンスが必要になる
・塗料の種類や左官工の腕で仕上げや耐久性が左右しやすい

リシン仕上げ



リシンガンと呼ばれる道具を使い、外壁に吹き付けて施工をします。
砂が入っているので表面がザラザラしています。

・小さな砂利や砂を混ぜた塗料で比較的安価
・粗い表面でつや消し効果がある
・自然石の風合いに近い

スタッコ仕上げ



混ぜた塗料をスプレーガンかコテで塗って仕上げています。
一見リシン仕上げと似ていますが、スタッコ仕上げは凹凸が大きくなります。

・セメント、大理石、砂などを混ぜた塗料
・厚塗りになるため重厚感や高級感がある
・安価で耐久性が高い

吹き付けタイル



モルタルの仕上げの中では一番目にされているかもしれません。
タイルと言って想像する物とは関係がなく、旧来の商品名ボンタイルの一部が残ったと言われています。

・けい砂、軽量骨材、樹脂を混ぜ合わせた塗料
・ひび割れにくく耐久性、防火性が高い
・デザインやカラーが豊富にある

3.タイル

 

粘土を主成分とした原料を板状に焼き固めた外壁材です。
戸建よりも古めのマンションでのイメージが強いかもしれません。
戸建でも一部をタイルにしたりとオシャレの演出に使われています。

メリットとデメリット
・立体感があり、見た目の印象が強くデザイン性が高い
・耐久性が高いが、施工によっては水害の可能性がある
・汚れにくく、正しい施工なら長期の耐久性を発揮する
・コストが高く、サイディングの2倍ほど費用がかかる

4.ALCボード

 

ケイ酸質、石灰質、アルミニウム粉末を主原料とし、蒸気養生された軽量気泡コンクリートパネルです。
戸建だけではなく高層ビルでも採用される万能外壁材で、あのスカイツリーにも使われています。

メリットとデメリット
・デザインの自由度が高い
・超軽量で構造体に負担がかからず耐震性がある
・断熱性や耐火性があり優秀だが、防水性がほとんどない
・防水性を上げる塗料を使用するためコストがかかる

何をポイントに外壁を選ぶのか?



ここまでにご紹介した外壁材だけではなく、他にもたくさんの種類があります。
どの外壁にも一長一短ありますが、結局はどれが良いの?となりますよね。

絶対にコレがいい!という物はありません。
いざ選ぶとなったときに何をポイントとするかです。
そうなるとやはり、価格を取るか、デザインを取るかになるのではないでしょうか。

①価格


材料にかかる値段もそうですが、メンテナンスのことも考えましょう。
メンテナンス頻度は低くても、メンテナンスが不要な外壁は残念ながら存在しません。

安価な外壁でも長期的に見ればコストが増えてしまう場合がありますので、予算に見合った外壁材を選ぶようにしましょう。

②デザイン性


価格のこともありますが、やはり長年住む住まいの見た目も大事にしたいですね。
外壁によって可能なデザインや与える雰囲気が全く違いますので慎重に選びましょう。

外壁と屋内の雰囲気が余りにも違いすぎると統一感がないので、その場での勢いだけではなく、どういった雰囲気にしたいかも考えないといけないですね。

まとめ

さて、今回のご紹介を見ていただいたとしても、どの外壁を選んだら良いのかは結局のところ難しいですよね。
何を選んだとしても後ろ髪ひかれる思いは必ず出てきます。

これは、このブログを書いているまだ持ち家がない私の勝手な意見にはなりますが。
長年付き合っていく家、初期費用やメンテナンスの価格の事も重々承知なのですが、外出先からご自宅に帰る際にパッと目立つ外観、言葉には出さなくとも周囲に自慢できるようなデザインを選びたいですね。


もし、現在お悩みの方や少しでもご興味があって、一度話しを聞いてみたいという方がいらっしゃいましたら是非ご相談ください。
もちろん外壁の事だけではなく、お住まいのリフォームや造作家具のことでもお気軽にお問い合わせください。

株式会社坊は皆様のご連絡、心よりお待ちしております。

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